仕事って、なんだ?
社会人としてのスタートを切って、早四半世紀。
いまだに、「仕事って何だ?働くってどういうことだ?」と考えることがある。
中二病かよ、と言われそうだけど、実は本当によくわかってない。
なんとなく、仕事=苦行みたいなイメージがあって、「ねばならない」的な思想や、我慢とか自制とか、型とかレールとか…ちょっと堅苦しい、マイナスな感情を抱くものが仕事っていう感覚があったりする。
でも、長く従事してきたスポーツライターの仕事は、そりゃ〆切前とかは泣きそうなぐらいしんどいこともあるけど、基本、楽しかった。楽しいから、ときどき、ふと「これって仕事?」と思ったりしてた。
その後、紆余曲折を経て現在の職に就いたわけだが、これがまた、楽しい。
プロ自転車ロードレースチームの運営スタッフ。
それって何するの?とよく訊かれるし、まだ丸5ヶ月しか経ってないので私自身も全貌が見えていないんだけど、今日は、「ひろしままるごとグルメフェスタ2019」なるイベントでブース出店するというミッションを与えられた。
具体的には、幼児向けのペダルなし自転車&プロも使う「ローラー台」の無料体験をしつつ、7月7日に広島市内で開催されるホームレース「広島クリテリウム」のPRをするんだけど、たくさんの子供たち&親御さんと触れ合って、広島クリテ(と略したりする)やチーム(ヴィクトワール広島)のことを話したりするのは、むちゃくちゃ楽しかった。
ほとんどの方が自転車ロードレースのことも広島クリテのこともヴィクトワールのことも知らなくて、でもチラシを手渡しながら説明すると「へぇ!」って関心を持って耳を傾けてくれるし、「そんなのがあるんですね」「面白そう」「見に行ってみたい」と笑顔を見せてくれる方もたくさんいた。その反応が新鮮で、嬉しかった。
一方、「去年も行ったよ!」とか「去年は都合が悪くて行けなかったから、今年こそは行きたい」と言ってくださる方もいて、それもすごく励まされた。
普段からすごくチームを応援してくれているサポーターの方々も何人か立ち寄ってくれたりして、「確実に認知度は上がっていると実感する。これも監督や選手の皆さんが努力してこられたから」と言っていただき、私はこの5ヶ月しか知らないからその評価が妥当なのか正確にはわからないけど、ただの社交辞令ではないんじゃないかなぁ、と感じられた1日だった。
それともう一つ、個人的に感慨深かったのは、旧市民球場跡地というカープファンにとっては聖地のような場所で仕事ができたということ。イベントの来場者としては何度もきたことがあったけど、出店者として参加するというのは、なんとも言えない気分だった。
朝、ローラー台を置く場所が平らでなくてはいけないということで「ならし」に来てくださったんだけど、「この場所でトンボなんて…」と、なんか興奮してしまった(笑)。
そんな、楽しかった1日。
仕事なのに楽しくていいのかなぁ、なんて思ったりもするけど、いいよね?
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